優先順位

優先順位

2020年4月4日

大概のビジネス書に書いてあるこの言葉。

しかしこれが自分で分かる人はどれくらいいるだろうか。

実際やってみないと分からないのではないか。

効率よく、要領よくなんて出来ない人の方がはるかに多い。

最近、私はながらでワイヤレスイヤホンをしながらyoutubeを聴いている。スマホにしてからyoutubeを手軽にみることができるようになった。聴くのはyoutubeの「後で」に保存されているもの。

優先順位を考えて聴いてはいたが「後で」に保存された動画は一向に減らない。70個ぐらいの動画がずっとたまっていた。

もはや優先順位を考えるのも嫌になり、古いものから片っ端から聴いていくスタイルにした。

考える時間もなくなり、作業も単純になり今日になって「後で」に保存されていた動画は6本程度になった。

私は発達障害傾向があって、一度にやることが増えるとパニックになりやすい。急に仕事を振られると振られる直前までやっていたことが、頭から吹っ飛ぶ。

だから不器用だということになる。

せめて自分でコントロールが効く範囲内のことは良い意味で思考停止して、思いついたものからあまり深く考えずに書きだして、やりやすいものから機械的に淡々とこなしていくのが私にとって現実的だ。

そして例えば本だったら、買ったときはいいと思ったけど、読んでみたらそこまででもないと思えば処分候補のスペースを作って、そこにストックする。ある程度たまったら売っていこうと決めた。

スキルを本やネットで学ぶときでもあまり深く考えずにとにかくやる。そして飽きたり、しんどかったりすれば方向性を変えるなど修正していけばよい。

「7つの習慣」があまりにも崇拝されすぎていて、「重要かつ緊急ではない」ことが大事と言われたところで、大半の人は頭の中だけで判断不可能だと思う。

私は15年ほど前に、ある書評家の本を読み、その影響で本を読めばすごくなれると思ってきた。東京のセミナーにも何回か足を運んだ。しかし私から見てあざとい人やガツガツ系の人が多く、回数を重ねる毎に、もやもやがたまっていった。この人の相手なんかしてられないというような見下した態度を露骨にとる人もいた。

最近、ショーペンハウエルの解説動画をみて「本を読めば読むほど心が硬くなる」という言葉を聞いてそれも真理だと感じた。

本は所詮人が書いたもの。そこに絶対ということはないし、正解は人それぞれ違うと、阿修羅さんの動画をみて痛感した。

 

やってみて判断する。やってみてあったものを継続する。先読みしすぎて、成功を考えすぎて行動が鈍くなってしまっては本末転倒。

本を崇拝しすぎない。読んでしっくり来なかったら、すぐに本を処分する判断をする。本は活かしてこそ意味がある。

自戒の意味をこめて今の思いを文章にしてみました。

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