ビジュアライゼーションの功罪

ビジュアライゼーションの功罪

2020年4月1日

 マコなり社長によれば、ビジュアライゼーションとは人を話に引き込むためのテクニックらしいです。臨場感あふれる情景を描写しながら話すことをいうらしいです。

 島田紳助、松本人志は実際の出来事でなくとも、それが頭で見ているかのようにイメージでき、話を盛るというか罪にならない面白いうそをつけるということで、天然でビジュアライゼーションができてしまう方たちです。

 これはダイレクトメール、ネット上の広告にもよくみられ、ダイ〇クト出版やyoutube広告も大好きな手法です。

 正直ビジュアライゼーション蔓延しすぎです。というか、長いです。時間ばかりが経過するというか、結論は何?と言いたくなります。

 これは海外の書物、翻訳本に多いようにも思います。名著と言われる「道は開ける」は素晴らしい書籍なのは分かります。分かりますが具体例が多く厚い本だったので、私は全部丹念に読まずに古本屋に売りました。

 ビジュアライゼーションはいらないとまではいいません。例えば私は最近以下の本を買いました。

 私は文章で書かれた長いビジュアライゼーションにしんどさを感じます。しかしこの本は海外の本を日本の文化、慣習になぞらえて短い漫画にしており、まとめの文章解説はけっこうかっちり書いてあります。だらだらせず私にとって、とても胸に落ちるものとなっています。本自体もかなりコンパクトで薄めです。

 本は厚ければいいというものでありません。例えば広告の教科書とも言える「アイデアのつくり方」は驚愕の薄さです。正直この本は翻訳の文章とあまりにもまとめすぎで伝わりづらいので、補足しているかのような本も出版されています。

私は、翻訳本であるにしろ、書いた人が、どうやったら読み手が頭に残りやすく実用性が高い本になるのかということを、よく考えた本というのを、最近は意識的に選ぶようにしています。

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