人の誤り

人の誤り

2021年2月3日

 間違いは誰にでもある。小さい頃に聞いたこの言葉。大人になればなるほど忘れがち。自分に甘く、人に厳しく。自分の幼稚さ、未熟さを隠すため、世間体を取り繕うため、巧みに仮面を被ったり、どんな術を使っても、中身はそういう人が少なからずいる。人の間違いに寛容であればいいということでもない。甘やかすことにつながるから。ただ冷静に我が身を振り返る。振り返った上で今の自分の行いは妥当なものかどうか。そういう姿勢で人の間違いを示唆するなら、お互い納得度がそれなりにはあると思う。

 ただ、それができない。洋画で、教会の密室で自分の罪を告白する場面がある。あれは、とてもいい。人にしゃべるだけで荷が軽くなるとともに、自分の行いが悪かったと認める言葉を口にすることで、改善へのきっかけとなる。

 日記を書いている人は自然にそれができるのだろう。表現力が足りないと思えば、本を読むきっかけにもなる。自分の思いが適切な言葉で表現できたならすっきりする。

 教育とは、自分自身と対話をする力をつけ、より生きていきやすい社会を作るため、自分を常に改善、進化させていく役割を持つと個人的には思う。

 会話、自分との対話、そして何も考えない空の時間(趣味は空の時間にちかいものがあると思う。)これらのバランスを考えて日々の生活を送りたい。

 

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